With Any Music Logs

仕事が疲れた時か暇な時に楽器と音楽の事を書いています

Cayin N6II E01 & E02

相変わらず故障したCayin N6iiは返ってこないので
ONZOという音響機器レンタルサービスで同じN6iiを借りました。せっかくなので他のDAPがいいなあと思っていたのですが
全部レンタル中で在庫がありませんでした。
前から気になってはいたのですがレンタル期間を設けなければ
そりゃあなかなか返ってこないですよね。
10万円のイヤホン借りて月5000円なら1年借りても6万円ですし新製品も多く投入される業界なので、
借りて飽きたら次のイヤホンみたいな使い方をしている人が多いのかもしれない。

借りたN6iiなのですがいつも使っているマザーボードT01とは違うE02をレンタルしました。(結局中古で買い足しました)
気にはなっていたのですがマザーボード一枚でも4万強と安くはないので手をだしておりませんでした。
性能面の話しは詳しくないので書きませんが、
音の印象としてはバランス接続っぽく各楽器の分離が良く奥行きのある音だと思います。 
カリカリとしたT01と比べると角が丸くスムースで聴きやすいサウンドです。
ちょっと高域が張っていると思いますが低音も割とでていて音のバランスは良いと思います。
KANN ALPHAと比べると艶っぽいですが
全体の解像感と低音の締まりはちょっと甘いと感じました。
前者は結構モニターっぽい淡々とした鳴り方なので楽しさならE02かなと思います。
ちなみにどちらか一方を買うならば僕はトータル的にKANN ALPHAを選びます。 
で、色々と調べていたらE02よりもE01の方が良いというレビューが多く、
ちょうどボーナスも入ったのでこちらは購入してしまいました。(故障機戻ってきていないのに…)
他の方のレビューを見ると低ノイズで音場が広く解像度も高い…なんてレビューを何件か見かけました。
開封当初は確かに低ノイズだけど中央にまとまって鳴るし高域もでないしで嵌められた~と購入を後悔しかけましたが、
20時間程エージングをしたところ音が横に広がり高域も綺麗に響く様になりかなり良い印象に変化。  

全体的にシルキーで自然な音、管楽器やピアノの響きが良くボーカルと低音の質感と解像度が高いです。
アンプをClass AとABの2種から選ぶ機能がありますがどちらも曲によって使いわけできそうで、
Class Aは繊細な音でシルキーさと空間を重視した音作りで個人的にはジャズやシティポップを聴くときに使用。
Class ABはアタック感が強く全体的に音が一歩前に出てくるためロック等を聴く時によく使います。
インディーズバンドやアニソンの音源なんかは録音とミックス環境が良くないので
Class Aを使用しても音が前に張り付いてペラっとしてしまい空間や音の繊細さを感じることができませんでした。
(久々にアニソンを聴いて思ったのですが、コンプで音潰して音圧上げて前に前に…という感じがしました。
こういった音源ならE02の方があってると思います。)
楽器毎の分離感や音の奥行きはE02の方が良いと思いますがトータルで見るとE01の方が高級感があって良かったです。  

今回の購入を踏まえてマザーボードに順位を付けるとすると

E01 > E02 > T01 > A01

になりました。好みもあるしそれぞれ一長一短あって良いと思いますけどね。
話題のA02も欲しいのですが、外付けアンプ運用オンリーとなると
ポータブル環境的に厳しいのでとりあえず見送りです。(お金に余裕があれば買ってたね。)

それでは。